適応症例解説
膝痛 軟骨や半月板は痛みの原因じゃない!?
膝関節は人間の中でもとても重要な関節で、キセキの関節とも呼ばれます。
身体の全体重がかかる関節なのに、下の骨に上の骨が乗っているだけ。ジャンプしても支えられずに滑り落ちたり・・なんてことはありません。奇跡的なバランスで支え続けてくれているので、使いすぎたら痛くなるのは当たり前なんですね。
膝痛といえばよく軟骨や半月板の話が挙がりますが、それらが痛みそのものの原因になることはほとんどありません。
足のアーチの崩れであったり、立ち姿勢であったり、普段の体重のかかり方がどうなっているのかなど痛みが出た元の原因から探り、根本的な改善をしなければ一時的な痛みの軽減で終わってしまいます。
膝周辺の筋肉が使いすぎなどで柔らかさを失うと、筋肉が骨を引っ張って関節間が狭くなってしまい、動かす時に骨や腱の摩擦・圧迫が強くなってしまいます。
その結果、炎症が起きて水が溜まったり、軟骨が潰れたり、関節が変形したりと、様々な膝の症状が現れます。
ぬくもりの手では、筋肉の硬さを取り除き、正しく関節を可動させることで、短期間での痛みの改善を実現します。
肉離れ 肉離れは身体の中の切り傷!?
肉離れとは、「本来、一つにまとまっていた筋繊維が、外部から無理な力がかかったせいで、部分損傷する」という状態を指します。スポーツ選手は、筋肉を酷使しがちな職業ですので良く肉離れになります。
つまり肉離れは、身体の表面と内側の差はあれ、切り傷や裂傷と基本的には同じ状態です。体に切り傷ができた場合、切れた部分の皮膚を寄せあって絆創膏などで固定しておけば、自然にくっつきますよね?肉離れの回復も原理は同じです。
肉離れを起こして、病院に行くとギブスをはめてくれます。そうして固定しておけば自然治癒力により、やがて筋繊維同士がまたくっついて、回復します。通常、固定して3~4週間、リハビリに3~4週間、合計2ヶ月程度かかります。
一方、ぬくもりの手の場合は、3~4回の施術で、長くても2週間程度で日常生活が送れる程度に回復します。松葉杖をついてる方でも施術が終わる頃には、松葉杖無しでゆっくり自分で歩ける程度に回復していることも珍しくありません。
では何故、回復がそんなに早いのでしょうか?
それは、施術を通じて筋肉の緊張を取り、くっつきやすくするからです。
肉離れが起きた瞬間、筋肉はびっくりしてこわばります。こわばった筋肉同士は、当然ながらくっつきにくい。この筋肉に施術で働きかけることにより、緊張とこわばりを取り去ってやわらかくすれば、くっつきやすくなります。
それと理由がもう一つ。
ぬくもりの手では、肉離れを固定しません。施術をしながらリハビリをしていきます。その為、リハビリの期間が丸々要りません。
これが早期回復の理由になります。
捻挫 捻挫は冷やしすぎに注意!!
意図しない動きによって関節に無理な力がかかったりして関節の周囲の靱帯や軟骨が傷つき、腫れや痛みが発生します。これが 捻挫 です。
捻挫しやすい部位は、足首、手首、ひじ、膝、指などです。
足関節の外くるぶしには、骨と骨をつないで関節がぐらつかないようにしている靱帯と言う丈夫な線維組織があります。
足をくじいて靱帯が切れてしまうことを靱帯損傷と呼んでいます。
高いところから落ちたりしたときにも手首や足首に捻挫が起きます。
捻挫は早い段階で適切な処置をしないと慢性化し、くせになり何度も繰り返しますので注意が必要です。小さい頃の捻挫が大人になってからも後を引いて痛みとなって現れることも珍しくありません。軽い捻挫でも病院の判断を得たほうが良いでしょう。
捻挫 も軽い方と重い方がおり、重い人は腫れもひどく関節が動きませんし生活にも困り会社や学校にも行けません。なるべく素早い処置を心がけてください。
捻挫した直後は濡れタオルで冷やし、その後は冷やしすぎないように注意して安静にしてください。冷やしすぎると筋肉の異常緊張を強め、症状が長引くことがあります。
ぬくもりの手では、捻挫による痛みの原因としては、筋肉異常緊張と関節のズレと考えます。
まずは、施術にて筋肉の緊張を取り除き、動かす時に起きる関節のズレを修正することで痛みをとり、早期回復と再発防止を実現します。
腰痛 腰痛の原因は15%しか特定できていない!?
腰痛とは、腰および腰周辺の痛みの総称で、多くの方が一度は経験しています。しかし、その中でも原因が特定されているものは約15%ほどでその多くは原因不明とされています。
原因が特定されているのは、『ぎっくり腰』や『椎間板ヘルニア』『脊柱管狭窄症』『腰椎すべり症』『腰椎分離症』『圧迫骨折』などです。
病院などでは特定されている腰痛に対しては必要に応じ手術をし、あるいはその場の痛みを軽減させる目的で神経ブロック注射や痛み止めなどを服用して、痛みを一時的に緩和させることが多いようです。
腰の痛みの原因は多岐に渡ります。
疲労による筋肉の緊張や、椎間板という背骨のクッション材の役割を持つ軟骨に問題が起こることで痛みが出ます。また、背骨の捻じれの影響で脊髄神経に神経圧迫が起こり痛みを出すケースもあります。
一番の問題は椎間板に潰れや飛び出し(ヘルニア)があって神経圧迫が起こり痛みを出しているケースですが、通常これは、器質的疾患(そのもの自体が壊れている状態)とされ、本質的な回復は難しいとされてきました。
しかし、健康な方の多くが画像上では、程度の差こそあれ背骨の変性やヘルニアがあります。(成人の85%)しかし、全員に自覚症状がある訳ではありません。
そこでぬくもりの手では、痛みの原因が背骨の変形ではなく、筋肉(主に腰背部、臀部、内転筋、大腰筋)の緊張によるものであると考え、緊張の解消をすることで痛みを軽減していきます。更には、脊柱の歪み・捻れの修正することにより腰痛を根本的に改善させていきます。
ヘルニアや脊柱管狭窄症など、椎間板が潰れてしまっている症状も、施術を繰り返すことにより次第に椎間板が弾力を取り戻し、手術なしの回復が可能です。
頭痛・肩こり 頭痛は脳の異常状態を知らせる警報!?
頭痛に襲われたときにまず必要なのは、脳腫瘍や怪我による血管破裂などの深刻な問題により頭痛が起こっている場合を考えることです。
急激な頭痛や吐き気を伴うもの、めまいを伴う場合には、必ず病院で精密検査を受けましょう。
病院で検査しても脳に異常が見られない場合、偏頭痛とされるケースが多いようです。その原因は、脳の異常ではなく頭部の血管が拡張することで痛みが発生するとされています。
一方、ぬくもりの手では、慢性的な頭痛、片頭痛(偏頭痛)、疲労時の頭痛、何年も継続的(または断続的)に頭痛がある等、病院で明確な原因が見つからない場合は、頸椎の歪みやねじれ、首周りの筋肉の異常な緊張が頭痛に関係していることが多いと考えます。
簡単に言えば、首や肩の筋肉が異常に緊張すると、その部位で血流が悪くなります。首や肩は頭部につながる通路でもあるので、その部分で血流障害が起こると頭に行く血液量が不足し、酸欠と貧血の状態が起こります。そういう脳の異常状態を知らせる警報として結果的に頭痛が起こります。
また、事故や過労、更には睡眠不足や長期的な筋肉の異常緊張が原因で、頸椎の神経が圧迫される場合も急性の偏頭痛を発症します。
他には、日常的な姿勢や歩き方などの悪さ、ストレスが頭痛の原因になっていることも少なくありません。
首や肩の異常緊張を解消するためには周辺の緊張をやわらげる施術を行います。
しかし、頭痛の施術が難しいのは、施術を行うときに症状が出ていない場合が多いことです。例えば、捻挫であれば痛みのある患部を施術して楽になれば効果を実感できます。ところが頭痛はそういう訳にはいきません。
そのため、頭痛の場合は数回に渡って施術を行い、その中で根本原因を探り、再発予防のための改善策を探ることになります。
その他 上記以外の、様々な症例に対応しています
上記以外にも、顎関節症、五十肩、腱鞘炎、ヘルペス、紫斑病、大腿骨頭壊死、ヘルニア、オスグッド、座骨神経痛など筋肉や血管を主な原因とする症例に関して対応しています。
骨折などは・・・申し訳ありませんが、対応しておりません。ただし、骨折による後遺症などには対応しています。
これはどうなの!?というお痛みがありましたら、まずはお気軽にご相談くださいませ。
誠心誠意お応えさせていただきます!